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資格紹介:相続手続カウンセラー

今回は相続手続カウンセラーという資格について。
この資格は、相続が発生した「後」の手続についての相談を受ける事に特化した資格です。

一般社団法人相続手続カウンセラー協会の認定する民間資格です。

前に紹介した終活アドバイザーの資格と似て非なるモノで、終活は相続発生「にする事となります。
(相続発生後についても考えはするものの、それはあくまでの事前に行う対策です)

終活については年齢に関係なく現役世代からでも定年後からでも準備できますので
ある意味時間的余裕はあると思いますが
相続発生「」となると、各種手続に期限がありますので、のんびりしていると大変な事になるかもしれません。

細かい事柄まで入れると煩悩の数ほどの手続・確認事項があると言われております。

軽く例を挙げると
・遺言書の有無の確認
・相続人の調査
・相続財産の調査(預金・不動産、金融資産、借金等)
・遺産分割協議
・遺産分割協議書の作成
・死亡診断書の受け取り、死亡届(7日以内)
・世帯主変更届
・印鑑証明カード
・住民基本台帳カード
・国民健康保険
・パスポート
・年金
・葬祭料
・葬祭費
・埋葬費
・運転免許証
・自動車、軽自動車の名義変更
・クレジットカード
・電話
・携帯電話
・フィットネスクラブ会員証
・パチンコ預玉カードの解約
・IC乗車券(Suica、ICOCAなど)
・TASPO
・預貯金の口座
・出資金
・有価証券等
・保険関係
・不動産関係
・死亡退職金、最終給与
・遺言書の検認、開封
・遺言執行者の選任
・相続放棄、限定承認申立
・遺産分割協議の調停、審判
・相続税の申告、納付 ( 10ヶ月以内 )
・・・・etc

だいぶんチェックリストの項目を省略して書いてみましたが、ほんと色々あります。
こういった手続は資産の有無にかかわらず多かれ少なかれ発生するものです。
悲しんでるヒマが無いくらい忙しくなるかもしれません。

初めての相続なんかだと、どこにどんな手続をしにいかなければならないのかもわからないと思います。
手続をするだけならまだしもひょっとしたら相続でもめるかもしれない。誰が面倒くさい手続を責任持ってやっていくのか・・・。
などなど、そんな不安に関する相談を受けてお手伝いをするのが相続手続カウンセラーのお仕事ですね。
手続種類によっては専門家に依頼する必要もありますが、ご希望により適切な専門家を紹介する事で解決できます。

私個人としては、ご相談者様からお話を伺った結果、
ご自身で手続するのが難しいだろうなぁと思った場合には
提携先の相続手続支援センター兵庫を紹介する事にしております。
(信頼できる先輩FPの米田さんが代表をしています)
☆面倒くさい手続をまとめて色々お任せできるので負担が最小限になると思っています。

なお、資格としては3種類ありまして・・・
●SC相続手続カウンセラー
●SSC(シニア)相続手続カウンセラー
●MSC(マスター)相続手続カウンセラー

私はSSC(シニア)相続手続カウンセラーの試験(第一基準)には合格しておりますが、実務部分の基準を満たしておりませんので
資格としてはSC相続手続カウンセラーとなります。
SSCは試験も試験前の研修も頭の中が沸騰してウニになる感じの難易度でした。
相続ホント難しい。。。(私個人の感想です)

と、まぁ。。。
相談者様のお役に立てるように難しい勉強をしております(笑)
何かありましたらお気軽にご相談くださいね☆

投資の日

10/4は投資の日だったらしいです。
(当日中に何か書こうかと思ってたけど、月曜日は通販事業が忙しくてね・・・)

タイムリーでは無くなってしまってますが、
一応書こうと思ってたので二日遅れですが書いてみます(笑)

ん~ 投資・・・投資。

一応基本的な事を書いてみようかな。

投資するにあたって大事な事って何だと思います?

私はざっくり3つあるかなと思っています。

何かというと・・・・

・情報
・資金
・タイミング

の、3つです。

情報に関しては当然投資対象に関する「情報」です。
別に何でも良いですよ。
人や会社に対する投資(貸付)でも、不動産でも、株式でも債権でも。
まず、そういう対象がある事を知らなければ投資はできませんし、
そういう対象を見つけたなら、投資に値するものかどうかを精査する為の「情報も必要になってきます。
で、いろいろ考えた結果投資」するかどうかの判断をする訳ですね。

次に「資金」の話が出てきます。
投資する為のお金をどうするか。
自分の蓄えで投資するのか、どこかから借りるのか。
借入する場合であれば、当然利息や保証等も考えないといけません。
借りるための利息を投資での収益が上回れば借金しての投資もアリになりますね。
しばらくは赤字でもそのうち黒字転換する見込みがあるなら、それも場合によってアリだと思います。
もちろん当然自己資金の持ち出しになるので、蓄えが無いとダメですが。

そうして資金の問題もメドがついた上で
投資するタイミングです。
投資対象の金額は、不変のモノでは無い事がわりとあります。(決まった金額・金利で出てくる債権とかもありますが)
もう少し待てば安くなるかもしれないし、急がないと高くなる場合もあります。
競合相手も出てくるかもしれません。
自然災害や事件で投資価値が無くなるかもしれませんし、逆にお買い得になるかもしれません。

株式投資だと、大きな値動きのお買い得タイミングがあって、そこからさらに
実際に注文を入れる時のタイミングがあります。

3つの事はどれも大切な項目ですが、
タイミングに関しては資金調達のタイミングなんかも出てきますし、損益が変わってくる事もありますが、そのタイミングが良かったのかどうかは結果を見てみなければわかりません
なので、投資を行う際には、自分自身で納得の上決断するようにしてください。
自分自身の判断で投資した場合であれば、結果的に微妙な状況になってしまっても
反省して次に活かせる事も多いですが、他人に判断をゆだねた場合、不満だけが残ってしまうかもしれません。

つらつらと色々書きましたが、投資に関する情報の仕入れ方はいくつかあります。
よくある順から例をあげると・・・
●自分で調べる
一番簡単で難しいのは自分で調べる事です。
一見お金をかけずに情報を集められて良いように思えますが、
その分時間もかかりますし、自分で動く労力も必要になります。
調べた情報が本当に正しいかどうかの判断も自己責任です。

●専門業者に依頼する
何事も基本的にはプロに依頼するのが近道とも言えます。
しかし、プロにもいろいろと質の善し悪しがあります。
同じ会社内でも適切な情報をくれる優秀な人や気持ちに寄り添ってくれる人もいれば、逆にノルマの事しか頭に無い人もいるでしょう。
当たり外れもあるでしょうし、1本のみに任せきりは危険かもしれません。

●ファイナンシャル・プランナー(FP)を利用する
その道のプロよりは、少し手前の窓口的存在です。
幅広くお金の事に関して精通していますので、お話をお伺いした上で
適切で信用のおける専門家を紹介してくれると思います。
しかし、FPと一言で言っても得意分野はFPによって異なりますし人脈も異なります。
国家資格のFP技能士のみを持っているだけのFPと、日本FP協会に所属しているFP(AFP・CFP)でも異なってきますし、実務経験でも大きく差が出ます。

ちなみに私は株式投資(投資信託含)と不動産投資(中古物件を購入してリフォーム後に貸出)は実際に利益を出すレベルで行っているので得意分野ではありますが、その他の事は知識上知っているという程度になります。

FPへの相談をお考えになられる場合は、何が得意なFPなのか。
具体的な実行の際、どういった専門家に繋いでもらえそうなのかを調べたり問い合わせする事が必要だと思います。

近頃はFIREという 経済的独立・早期リタイア に関しての事柄が流行っていますが、いきなり何の準備もなく早期リタイアできる訳ではありませんので、徐々に投資に関する知識を身につけてから行動していただきたいと思います☆
もちろん早期リタイアには、ライフプランの作成は必須ですよ。

家計簿

家計簿ってつけなきゃダメですか?

と、聞かれる事があります。

結論から言うと「収入と支出を把握できていて、貯金もできている」なら別につけなくても問題ないと思っています。
あくまでも「把握している」事と「貯金できている」事が前提ですよ?

家計簿をつけた方が良い人は、
●ライフプランを立てる上でしっかり情報把握したい人
●漠然としたお金の不安がある人
●収入も安定していて無駄遣いもしていないのにお金が貯まらない・・・
●収入が不安定だから貯金ができない
といった人が該当するかなと思います。
※資産も貯蓄も無いのに毎月収入を使い切る事を目標にしているような人はお金の使い方としては論外レベルですよ?

なお、中田家は妻が昔はつけていましたがここ数年は家計簿をつけていません。
理由的には収入と支出が大体わかっているからです。

ザックリやり方を紹介すると
食費・日用品等の生活費で○万円を手元に確保。
ライフライン(水道光熱費・通信費等)に○万円を引落口座へ。
○万円は貯金・投資の口座へ。
予備費的な雑費もとりあえず手元に置いておく。(各種現金は余って、貯まってきたら貯金・投資講座へ)
お小遣いは○万円

といった感じです。
雑費以外は少し多めに設定しておきます。
ものすごくザックリですが、各種予算を把握できていると
ちゃんと貯金出来ますし、月末に食費余ってるな~となれば無理なく高い食材買う事も可能ですし、外食もできますし、お金に翻弄されません。
お金の使い方のジャンル分けは有効な手段だと思います。

---少し小話---
数年前の話ですが、あるところに仕事が安定しない(収入が安定しない)からという事を理由に家計簿つけてない夫婦が居てました。
付き合ってる頃~結婚後もケンカしたことないと言ってました。
妻は「何に使ったかわからないけど、いつもお金が無い」と言ってました
夫は「おれら貯金できへんからなぁ はっは~(笑)」と誇らしげに言ってました。

それから数年後、彼らは仕事とお金の問題で離婚しました。(^_^;

生活していく上で、お金を稼ぐ事は基本として、入って来たお金の把握と使い道を把握していく事はとても大事なんですよね。

お金の問題抱えてるのにケンカしない夫婦って、逆にヤバイと思いませんか?
好きだから不満あるけど言ったら揉めるから黙っている。軽く言うと空気が悪くなる。
そういう関係だと絶対片方が無理してるはず。
そして、限界まできたら・・・ね。
---はい。小話終了---

まぁ、そんなこんなで家計簿つけてるとお金の収支が把握できるので、少なくとも2年程度は続けてみると良い事もあるかもです。

資格紹介:終活アドバイザー

終活アドバイザーとは。
「NPO法人らしさ」の認定資格です。
ユーキャンの講座を受講した上で検定試験に合格後、資格登録をすると認定完了になります。
※2年に1度更新の為の確認テストがあります。

ファイナンシャルプランナーを名乗っている身としては
リタイアメントプラン・相続あたりに特化した感じの資格かなぁ・・・(勉強用テキストは表面上の話ばかりだけど、全体を学ぶのには良い感じです。)
テキスト見てると、FP資格を持っている人なら、どこかで見たような感じの事がたくさん出てきます(笑)

終活に関するアドバイスをする資格ではありますが
FPと同じく、単独の資格ではお手伝いできる事も限られてきますので
状況により専門家へ話をお繋ぎしてお悩みを解決する必要も出てきます。
まず相談者さんのお話を聞いてみて、状況を整理する窓口的な資格ですね。

終活と一言で言っても、身の回りの物の片付けから
老後資金・資産運用、相続人との相続についてのお話、自身の葬儀についての考え、
今後の楽しみ方、住居の問題、エンディングノートの書き方などなど
色々な事柄があります。

終活のスタートは、仕事から解放されて、今後自由な時間を満喫する為に「いったん自分の事を整理する事」とも言えると思います。

実は定年後の時間は「働いていた時間(労働時間)より長い」と言われています。
自由時間がありすぎてどうしようかというレベルですね。
趣味の1つや2つ無いと困りそうです。

でも
◆お金がかかりすぎる趣味だと生活に支障が出てきてしまうかも・・・?
◆ヒマだからと言って遊びに出かけてばかりだと配偶者からクレームが来るカモ?
◆家事の割合はどうするの?
◆そもそも収入は年金だけで大丈夫?
などなど、そういった事も考えておかないと、思わぬ家庭内トラブルが発生するかもしれません。

と、、、ここまで書きましたが。。。

終活って、そろそろやばいかもって思った時にする事じゃないの?」って思っている人が多い事を思い出しました。

少し考えてください。

死亡時期はわかりやすい病気で入院でもしてれば、多少予測はできるかもしれませんが
基本的に誰にもいつ死亡するかはわかりません
0歳だろうが100歳だろうが、唐突に亡くなる時は亡くなります。

そもそも老衰に近い状態の時に終活ってできると思いますか?
頭も働かない。身体も自由に動かせない。
口も回らないかもしれない。
片付けも、想いを伝えることも出来ないと思います。

昔から「ピンピン・コロリ」という言葉を聞きますが、最近は「ボケてピンピン」が増えてきているって、遺品整理のプロとして有名な(株)スリーマインドの屋宜先生がおっしゃってました。
つまり、終活は「健康で頭がはっきりしている時にしないといけない」という事ですね。

と、言うような事を伝えていく資格が終活アドバイザーかな・・・と思います(笑)

資格紹介:スカラシップ・アドバイザー

スカラシップっていう単語ですが、私は資格の説明を受けて、取得するまで調べる事もなく、変な名前の資格だなぁぐらいの感じでした。
英語苦手でお恥ずかしい。。。(^_^;

スカラシップの意味は「奨学金
日本語になるとアッサリ理解できました(笑)

ということでスカラシップ・アドバイザーは奨学金」「アドバイザー
つまり、奨学金についての説明・アドバイスをする資格となります。

奨学金についての理解が浅くて、借りているお金ではなくもらったお金だと思ってる(元)学生さんもいてたり、多く借りすぎてしまって後々大変になった方がおられたりする事から出来た資格なのでしょうかね?(一時期ニュースでもよく取り上げられていましたが)

とりあえず、きちんと奨学金の理解を深めた上で資金計画をちゃんと考えて、しっかり勉学に励んでねという説明をする為の資格だと私は認識しております。
(資格設立時に、お金の事ならFPだろう!という事でFPに白羽の矢が立ったと聞きました)

この資格ですが、自分自身でスカラシップアドバイザーを名乗って単独で仕事ができる訳ではなく、日本学生支援機構(JASSO)からの要請を受けて、高校等に出向いて説明をする形になります。
(声がかからないと仕事にはなりません)

声がかからなければスカラシップアドバイザーとして活動する事はできませんが、養成プログラムを受講して奨学金についての知識を学ぶ事になるので、FPとしては学生のお子さんがおられる方のライフプラン相談にも活かすことができます☆
2年毎に資格更新テストもありますし、奨学金も利率かわったりルールが更新される事もあるでしょうし、学生さん向けのお金の知識を知っているのはFPとしても有用ですね。

ちなみに奨学金の利率は・・・
(時代背景にあわせて変わるとはいえ)とても低い部類になってると思いますよ?
だからといって多く借りれば良いというものでもありませんので、ご利用はご計画的に☆