資格紹介:終活アドバイザー

終活アドバイザーとは。
「NPO法人らしさ」の認定資格です。
ユーキャンの講座を受講した上で検定試験に合格後、資格登録をすると認定完了になります。
※2年に1度更新の為の確認テストがあります。

ファイナンシャルプランナーを名乗っている身としては
リタイアメントプラン・相続あたりに特化した感じの資格かなぁ・・・(勉強用テキストは表面上の話ばかりだけど、全体を学ぶのには良い感じです。)
テキスト見てると、FP資格を持っている人なら、どこかで見たような感じの事がたくさん出てきます(笑)

終活に関するアドバイスをする資格ではありますが
FPと同じく、単独の資格ではお手伝いできる事も限られてきますので
状況により専門家へ話をお繋ぎしてお悩みを解決する必要も出てきます。
まず相談者さんのお話を聞いてみて、状況を整理する窓口的な資格ですね。

終活と一言で言っても、身の回りの物の片付けから
老後資金・資産運用、相続人との相続についてのお話、自身の葬儀についての考え、
今後の楽しみ方、住居の問題、エンディングノートの書き方などなど
色々な事柄があります。

終活のスタートは、仕事から解放されて、今後自由な時間を満喫する為に「いったん自分の事を整理する事」とも言えると思います。

実は定年後の時間は「働いていた時間(労働時間)より長い」と言われています。
自由時間がありすぎてどうしようかというレベルですね。
趣味の1つや2つ無いと困りそうです。

でも
◆お金がかかりすぎる趣味だと生活に支障が出てきてしまうかも・・・?
◆ヒマだからと言って遊びに出かけてばかりだと配偶者からクレームが来るカモ?
◆家事の割合はどうするの?
◆そもそも収入は年金だけで大丈夫?
などなど、そういった事も考えておかないと、思わぬ家庭内トラブルが発生するかもしれません。

と、、、ここまで書きましたが。。。

終活って、そろそろやばいかもって思った時にする事じゃないの?」って思っている人が多い事を思い出しました。

少し考えてください。

死亡時期はわかりやすい病気で入院でもしてれば、多少予測はできるかもしれませんが
基本的に誰にもいつ死亡するかはわかりません
0歳だろうが100歳だろうが、唐突に亡くなる時は亡くなります。

そもそも老衰に近い状態の時に終活ってできると思いますか?
頭も働かない。身体も自由に動かせない。
口も回らないかもしれない。
片付けも、想いを伝えることも出来ないと思います。

昔から「ピンピン・コロリ」という言葉を聞きますが、最近は「ボケてピンピン」が増えてきているって、遺品整理のプロとして有名な(株)スリーマインドの屋宜先生がおっしゃってました。
つまり、終活は「健康で頭がはっきりしている時にしないといけない」という事ですね。

と、言うような事を伝えていく資格が終活アドバイザーかな・・・と思います(笑)