ひとことに「独立する」といっても、
個人事業主 フリーランス 投資家 会社経営 法人経営…呼び方が違うだけとかいう事も含めていろいろ種類があります。
「独立する」という言葉としては、全部ひとくくりにできてしまいそうですが
実際にはいろいろと違いがありますので今回はよく耳にする3つについて、ざっくりと違いを説明してみますね。
「個人事業主(自営業)」
税務署に開業届を提出して、こんな業務をします と宣言する感じです。(業務内容はひとそれぞれ)
フリーランスも個人事業主の一部で、特定の取引先と業務契約を結んで報酬をもらうような感じですね。
収入から経費を差し引いた金額が個人の所得になりますので、1月~12月までの所得を税務署に確定申告します。
社会保険というか、年金について「個人事業主は1号被保険者の国民年金」という部分が老後の心配のタネですね。(元気に働けている間は良いのですが・・・)
あと、余談ですが、業務が順調すぎて売上げが億とかになってきて、経費もバンバンかかってくると・・・
税理士さんから「個人事業主ではもう経費処理無理です法人化してください><」
と、言われる事もあるようです。(友人がこのパターンで法人化しました)
「投資家」
個人投資家です! って聞くと格好良さそうな印象を受けますが
こちらは開業届を出していれば個人事業主。
届け出をしていなければ・・・職業的には・・・無職?(^_^;
お金沢山持っていれば問題無い気もするものの、厳密に分類されると微妙な感じになりますね。
税務署に出向く必要があるかどうかはケースバイケースです。
「会社経営(法人経営)」
法務局に登記申請を出して、法人という名の会社を設立します。
そして、その会社に雇われて代表者として経営するという感じのもの。
「個人事業主=本人」である事に対して、法人の場合は「法人」という別人格が誕生することになります。
私は「株式会社ネーチャーネットという法人」を2003年に設立して、株式会社ネーチャーネットに雇われている代表取締役という感じになっています。
※個人事業主が紙1枚で設立できてしまうのに対し、法人の設立はお金も時間もかかります。
弊社の場合は、PC系コンサルティング、自作PCパーツの販売業(小売り)、不動産賃貸業(大家さん)、パソコンとお金の相談業務、などを現在業務として行っていますが
登記する事業内容に入れていれば好きな業務ができますし、今現在業務としていない事でも登記しておく事は可能です。(不動産仲介業とか喫茶店の経営とか…)
法人については、先ほども記載しましたが、別人格となりますので・・・
☆経費は事業を行うために必要な費用として会社が払います。(ここがかなり大きい)
☆お給料(役員報酬)は中田勝也さんが、株式会社ネーチャーネットからいただいてます。(業績次第で額を自分で決められる所は大きい)
☆年金は厚生年金で給料天引して株式会社ネーチャーネットが年金事務所に支払います。(年金が厚生年金という所が将来的には大きい)
☆個人事業主とは違って確定申告ではなく、決算報告というのを年度ごとに提出します。(ちょっと難しい)
と、まぁ、かる~く独立形態の違いを説明しました。
どういう形態で独立するのが良いのかの参考になれば幸いです。
細かい所は説明すると長くなるのと、人によって全く変わってくる為
独立を考えられている方には個別相談で対応させていただきますのでご相談くださいね。